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はり師・きゅう師と日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー

こんにちは!はり・きゅう学科です。

 

名古屋平成看護医療専門学校では、全国的にも珍しい2つの学科に在籍できる併修制度があります。そのため最短3年間で、はり師・きゅう師(はり師・きゅう師は別々の国家資格です。2つを略して鍼灸師と呼ばれます。)と日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)の資格取得を目指せます。

 

今日は、併修制度を導入している理由を1つ紹介します。

それは『アスレティックトレーナーがJSPO-AT以外に所有している資格は「はり師」「きゅう師」が最も多いから!!』です。

 

データを紹介します。

 

2010年の調査1では、多い順に「はり師」37%「きゅう師」37%、「あん摩マッサージ指圧師」29%、「教員」27%、「理学療法士」20%、「柔道整復師」15%となっています。

 

2018年の調査2では、多い順に「はり師」34.3%「きゅう師」34.5%、「理学療法士」24.0%、「あん摩マッサージ指圧師」20.0%、「柔道整復師」17.5%、「教員」14.9%となっています。

 

2021年の調査3では、多い順に「はり師」39.6%「きゅう師」39.6%、「あん摩マッサージ指圧師」25.8%、「理学療法士」23.1%、「教員免許」22.4%、「柔道整復師」18.4%となっています。

 

国家資格に絞ったデータを図1に示します。

図 1 JSPO-AT以外の所有国家資格(2021年) ※3より引用作成

 

このようにアスレティックトレーナーはJSPO-AT以外に、はり師・きゅう師の資格も所有している方が最も多いことがわかります。しかも、その傾向は10年に渡って変化がないことが示されています。

 

一方で『アスレティックトレーナーはどの資格を所有しているというよりも、何ができるかが大切』という意見をお持ちの方が大半を占めると思います。当然のことながら競技レベルが上がれば上がるほど『何ができるが大切』だと考えられます。しかし、資格を所有していなければ『働く機会を得られない』というのもまた現実なのです。そのため、所有資格だけでもアスレティックトレーナーの先輩たちに近づいておくことが大切です。

 

以上によりアスレティックトレーナーにとって、JSPO-AT以外にはり師・きゅう師の取得は一種のパターンになります。そのため当校では、それらの資格を短期間で取得できるように併修制度を導入しているのです。

名古屋平成看護医療専門学校で、鍼灸ができるアスレティックトレーナー、アスレティックトレーナーができる鍼灸師を目指しませんか?

引用
※1 (財)日本体育協会 公認アスレティックトレーナー JASA-AT マスタープラン,日本体育協会,2010
※2第1回日本のトレーナー実態調査(The 1st Professional Survey of Trainers in Japan ),日本スポーツ協会,2018
※3 JSPO-AT マスタープランの評価に関する調査報告書,日本スポーツ協会,2021
注)平成30年(2018年)4月より日本体育協会(JASA)から日本スポーツ協会(JSPO)へ名称が変更されました。それに伴い資格名は日本体育協会公認アスレティックトレーナー(JASA-AT)から日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)へと変更されていました。

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