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車いす介助の基本と注意点について

車いすの正しい使い方

介護の現場で使われることの多い車いすですが、ただ押せばいいというわけではありません。
事故を起こさず安全に利用するためには、基本的な介助の方法や注意点を知っておく必要があります。
今回は車いす介助の基本と注意点をご紹介しましょう。

はじめに

まず車いすを押す際には両手でグリップをしっかり握り、車いすの真後ろから押すようにしましょう。
動き出す前に乗っている方に声をかけること、周囲に気を配ることも忘れないでください。
ブレーキをかける際は車いすの横もしくは後ろに立ち片手はグリップを握ったままもう一方の手でブレーキをかけ、さらに反対側のブレーキをかけるという手順です。
段差を上がる場合は段差の正面に向かい、グリップを押し下げるとともに片足でティッピングレバーを踏んで前輪を上げ車いすを少しずつ前に進めて前輪を段差にのせてから後輪も押し上げるようにして上がります。



反対に段差を降りる場合は後ろ向きで降ります
まず後輪を下ろしてからティッピングレバーを踏んで前輪を浮かせ、少しずつ後ろに移動し前輪を下ろします。
この際車いすに乗っている方の足が段差に当たらないよう注意しましょう。

坂道では

坂道に関しては急な下りの場合後ろ向きで下るようにした方が良いですね。
またどのような道でも、急に動いたり止まったりするようなことは避け、乗っている方に声をかけながらゆっくりと押すように心がけましょう。
車いすを停める時や離れるときはブレーキを必ずかけることも忘れないようにしてください。

名古屋平成看護医療専門学校の理学療法学科では、車いすや松葉杖を実際に使い、介助方法だけにとどまらず、日常生活場面で対象者自身が移動手段を確立できるように、その指導方法も学ぶことができます。
理学療法士というリハビリの専門家に必要なスキルを校内での座学だけで習得するのではなく、現場実習や施設見学、ボランティア活動などを通して幅広く学び、4年かけて高度な専門知識と技術を身につけます。
4年制ですので卒業後は就職に加え、大学院への進学という道もありますよ。
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