在校生・卒業生インタビュー

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福祉・介護分野で活躍中★柔道整復学科 卒業生にインタビュー!vol.1

今回は、柔道整復学科 卒業生の西尾さんにインタビューを行いました!
西尾さんは現在、株式会社リハピネスの統括マネージャー、また特定非営利活動法人MeRiseの理事長として福祉・介護分野で活躍されています。
「柔道整復師を取得したきっかけは?」「柔道整復師のメリットって?」などの気になるギモンを、卒業生がお答えします!

柔道整復師の資格を取得しようと思ったきっかけを教えてください。

小学生の時から続けていたバスケットボールでけがをし、接骨院の先生にお世話になったことがきっかけです。
その際に柔道整復師という資格を知り、自分と同じように、けがをして困っている方たちの力になりたいと考え、スポーツトレーナーをやってみたいと思いました。
中学生の時は社長になることが夢だったため、高校は商業科へ進学し、プログラミングなどを学んでいましたが、パソコンでの作業は向いていなくて…。
「人と関わって仕事をしたい」「誰かの力になりたい」ことに気づき、専攻していた方向をガラッと変え、柔道整復師の資格取得を目指しました。

本校卒業後から今に至るまでを教えてください。

在学中に就職する接骨院を見つけて、そこでアルバイトをしつつ、卒業後2年間はその接骨院に勤めていました。
そこで柔道整復師としての知見を深めていたときに、柔道整復師一本でやっていくには厳しい時代なのかな、と当時は感じてしまって。
せっかく一生懸命勉強をして取得した資格だったため、資格を活かしつつ活躍できる領域を広げていくにはどうすれば良いかを考えました。
その結果、介護の道へ進むことに決め、株式会社リハピネスに入社しました。
最初は大規模施設の機能訓練指導員として、高齢者の方々のリハビリテーションや機能回復、運動指導を行っていました。
そのうち、施設とご利用者さん、そのご家族とケアマネージャーの方を繋ぐ相談員に興味が生まれ、会社に相談をしたうえで相談員と機能訓練指導員を兼務することになりました。
その後、別施設へ赴任し、柔道整復師として管理業務を行いつつ、施設・業務改善までを行いました。
施設の運営が安定したところで、児童発達支援と放課後等デイサービスの区分を備えた児童福祉施設に携わることになりました。
児童福祉施設には、児童発達支援(0歳から小学校入学まで)と放課後等デイサービス(小学校入学から18歳まで)という区分があります。
今まで携わったことのない分野であり、高齢介護と児童福祉は根本的に考え方がまったく異なるため、勉強をし直し、強度行動障害特別支援者の基礎研修を受けるなどして、業務に携わるようになりました。
施設としての精度が高まっていくと、2歳の子と小学6年生の子に対して提供するプログラムがまったく一緒であることにモヤモヤを感じるようになりました。
そこで、児童発達支援だけの施設を立ち上げたいと会社に相談しました。
施設を立ち上げることのメリットを伝え、どうにか施設を立ち上げてもらえることになりました。
そうすると次は、相談支援事業という障がい者の方と障害福祉サービスを結びつける事業も立ち上げたくなってしまって。
再び会社へ相談したところ、NPO法人として展開することを提案いただきました。
その際、「社長になりたいと言っていたし、せっかくだし理事長になってみたら?」と社長から助言をいただき、NPO法人の理事長を務めることになりました。

資格を取って良かったことを教えてください。

柔道整復師を持っていることで取得できるようになる資格がたくさんあることです。
例えば5年、接骨院で柔道整復師として働いた時には開業権が得られます。
併せて、ケアマネジャー(介護支援専門員)の受験資格も得ることができます。
また、介護施設で柔道整復師として働いた時には機能訓練指導員の資格要件になります。
機能訓練指導員として介護業界で働くと、初任者研修、実務者研修、介護福祉士などの資格要件を満たしていきます。
児童福祉施設の場合は、すぐに柔道整復師の資格を活かすことはできませんが、勤務年数を積み重ねれば、児童発達支援管理責任者の資格要件になります。
その間に児童指導員任用資格を取得することもできます。
柔道整復師という資格が足掛かりとなり、道が広がっていくことを感じています。

名古屋平成の学びでお仕事に活きていることを教えてください。

「誰に対しても分かりやすい説明ができること」です。
障害福祉サービスや介護サービスなど、すべてに当てはまることですが、施設とご利用者さん、そのご家族との信頼関係を築いていくうえで、分かりやすい説明はとても重要だと考えています。
名古屋平成の先生方は話が上手く、丁寧にちゃんと話を聞いてくれる方が多い印象です。
そういった姿勢を名古屋平成で学んだと思っています。

今後の目標を教えてください。

「福祉の輪を広げること」が今の一番の目標です。
私が学んだ「福祉の良さ」や「人と人が支え合うときの素晴らしさ」をもっともっと広く知ってもらいたいと思っています。

皆さんへメッセージをお願いいたします。

どんな道へ進むにしても当てはまることですが、明確に目標を定める方が絶対良いと思います。
例えば私の場合、今の目標は「福祉の輪を広げること」ですが、その根本は「みんなを笑顔にしたい」という思いから来ています。
目標は抽象的でも良いから、「自分がどう生きていきたいか」を考えることができれば、ただそれに向かってまっすぐ進んで行くだけです。


▲ 河口先生と一緒に写真を撮っていただきました📸

西尾さん、お忙しい中ありがとうございました!

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